こんにちは、ひげお です。
ガンプラに限らず、プラモデルで平面の表面処理をする時って必ずと言っていいほど出てきます。
紙ヤスリタイプだと平面って処理しにくい上にエッジがなくなってしまうこともあり、使いづらかったりします。
そこで、当て木の出番がやってきます。
しかし、当て木にも種類が非常に多くあり、何を選べばいいか分からないですよねー?
「キレイに面出しするのに当て木使いたいけど、どんな種類があるか分からないなー」
「プラモデル作るにあたって、どんな当て木を使っているのか気になる」
そんな方のために、以下の4つの指標を元におすすめなヤスリの当て木について紹介します。
・曲面に追従するか
・エッジ出しに向いているか
・耐久性はあるか
・コスパはよいか
そして、紹介する当て木は全て実際に使用してきたものです。
プラモデル用ヤスリの当て木3選
ハイキューパーツ リタックスティック
ポリカーボネートでできたスティック状の当て木で、専用の粘着シートでヤスリと密着させて使用します。
リタックスティックには、貼り付けたヤスリの番手がわかるようにするためのシールも付属しており、使い勝手が非常に良いです。
また、専用の粘着シートは濡らしてから水分を拭き取ると、粘着力が復活しますので、貼るのに失敗しても何度でもやり直せます。
さらに、リタックスティックはハーフサイズも存在しているので、ヤスリがけの面に応じて使い分けることができます。
曲面に追従するか | × |
エッジ出しに向いているか | ◎ |
耐久性はあるか | ○ |
コスパは良いか | △(専用の粘着シートの再購入に手間がかかる) |
スジボリ堂 マジックホルダー
こちらの当て木は、接着面がマジックテープになっており、専用のマジックヤスリとセットになって購入できるようになっております。
マジックテープの層によって、ヤスリを押し当てた際にクッションが発生してしまい、正確な面出しはやりにくくなっておりますが、このクッション性を活かして緩やかな曲面を表面処理することができます。
曲面に追従するか | △(緩やかな曲面であれば問題なし) |
エッジ出しに向いているか | × |
耐久性はあるか | ◎(マジックテープなので、無限に貼り付けられる) |
コスパは良いか | ×(専用のマジックヤスリにしか対応していない) |
サテライトツールス タイラー
タイラーもヤスリがすでに貼り付けられている状態で封入されており、平面の部分が平面ではなく、若干丸みを帯びている独特のアーチが特長です。
すでに貼り付けられているヤスリは両面テープで接着されているだけなので、剥がせば好みのヤスリを貼り付けられます。
このアーチによってエッジが落ちにくいですが、エッジを出すのには向いていません。
しかし、価格が上記2つに比べて圧倒的に安いので、試しやすいです。
曲面に追従するか | × |
エッジ出しに向いているか | △(エッジは維持される傾向にある) |
耐久性はあるか | ○ |
コスパは良いか | ◎(価格が非常に安い) |
まとめ
説明した内容からわかる通り、万能な当て木は存在しないので、利用箇所に合わせて使い分けることが非常に重要です。
当て木の性質上、両面テープや粘着シートのタイプはエッジ出しがしやすいですが、少し値段が高い傾向にあります。
また、構造や形状によって面への向き・不向きが存在するので、新製品が出た時のためにも常にアンテナを張っておきたいツールです。
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