ガンプラによくある動力パイプを改造するためのパーツまとめと改造案

マテリアル

ガンプラに代表されるキットのうちのひとつとして、ザクⅡが挙げられるでしょう。
ザクⅡはそのシンプルさ故に、改造された作品が数え切れないほど世の中に存在します。

しかし、キットそのままを見たときはどうでしょうか。
HGUCのリバイブされたザクⅡの腰回りの動力パイプをご覧ください。

令和になっても、ハンドパーツ同様に動力パイプも進化していないことが伺えます。
ハンドパーツについては、こちらをご覧ください。

これは正直悲しいというのが正直な感想です(もちろん、技術的な限界があるのは承知の上です)。

そこで、動力パイプをどうやって改造するか悩まれるでしょう。

おじさんA
おじさんA

結局、動力パイプの定番が自分の中でよく決まらない…

そんなお悩みのあなたに、この記事では動力パイプの改造パーツについてまとめていきます。
また、私がおすすめする動力パイプの改造案について併せて紹介しますので、最後までお読みください。

動力パイプを再現するパーツは2種類ある!

動力パイプの改造には、様々なマテリアルが存在します。
そして、材質は大きく分けて2種類存在するので、それぞれのメリット・デメリットとともに紹介します。

プラパーツ

プラパーツは当然といえば当然なのですが、メリットとしては加工性に優れていることや安価であること、塗装が容易であることが挙げられます。
ひとつひとつのパイプの加工は気が遠くなる作業になります。
しかし、ディテールにこだわるためには、形状の加工やラインを追加するなどしていくと、オリジナルの動力パイプに加工できるので、ディテールにこだわりたい方におすすめです。

一方でデメリットとしては、動力パイプのゲート処理が大変であることが挙げられます。
曲面にゲートが接続されているケースが多いため、処理が必須でしょう。

そのため、プラパーツの動力パイプは以下のような方におすすめです。

プラパーツの動力パイプをおすすめしたい方

  • 安価に済ませたい方
  • ディテールにこだわりたい方
  • 気が遠くなる作業をこなせる方

メタルパーツ

メタルパーツは、既にひとつひとつ丁寧にディテールが入っており、使うだけでかんたんにディテールアップができるのが大きな特長です。
そのため、ディテール入れが面倒に感じる方やゲート処理に時間をかけられない場合に利用するとメリットに感じやすいでしょう。

しかしプラパーツに比べ、高価になりがちであることや、塗装に下処理が必要になる点がデメリットです。
そのため、財布とは要相談となることは間違いありません。
またメタルパーツにディテールを入れる場合、金属加工用の道具が必要になるので、ディテールにこだわりたい方にはおすすめできません。

メタルパーツは以下のような方におすすめです。

メタルパーツの動力パイプをおすすめしたい方

  • 高くてもいいから、加工の手間を省きたい方
  • メタルパーツの質感をそのまま作品に活かしたい方

おすすめする動力パイプ(プラパーツ編)

それでは、プラパーツで改造できるおすすめの動力パイプを2つご紹介します。

コトブキヤ モビルパイプ

とにかくサイズが多彩に用意されており、価格はそこまで高くないです。
とくに使うサイズが偏りがちになるので、ストックしておくのをおすすめします。

いざ使うってなったときに、ジャストサイズがないのは困りますからね。
シンプルイズベストな改造パーツです。

プラパーツなので、好みに合わせてディテールを入れることもできるでしょう。

バンダイ ビルダーズHD MSパイプ01

MSパイプは2サイズのパイプのみならず、芯線と基部も含まれています。
パイプには既にディテールが含まれているので、表面処理さえしっかりしていれば、無改造でもカッコよく仕上がるようになっています。
このセットを購入するだけで、動力パイプの改造が手軽にできるのが大きなメリットとなります。

しかし、昨今の需要過多によって、入手しづらいのがデメリットです。
もし、店頭で見かけたらレアなので、よく通うお店でこまめにチェックしてみるとよいでしょう。

おすすめする動力パイプ(メタルパーツ編)

次に、メタルパーツで改造できる動力パイプのおすすめパーツを2つご紹介します。

ハイキューパーツ メタルパイプ

ハイキューパーツのメタルパイプは、様々な色と内径・外径から選択することができるようになっています。
NPパイプはMZパイプに比べて、薄口のパイプ形状となっているのが特徴です。
ディテールが微妙に異なるので、好みや作品の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

いずれのパイプも自分に必要なパイプのサイズのみを購入できるので、余剰パーツが発生するのを防ぎ、パーツ管理がラクになるでしょう。
しかし先ほども触れた通り、単価が高いので購入の際にはサイズをしっかり計測し、間違いのないようにする必要があります。

アドラーズネスト アーマーカラー各種

アドラーズネストの動力パイプは、アーマーカラーという商品名で販売されています。
アーマーカラーはさまざまなカラーとデザインがラインナップに存在しているのが特徴です。
どのラインナップも20個入りの販売となっており、ハイキューパーツのメタルパイプと同様に、欲しいサイズ・デザインのみを購入できます。

また専用のスプリングも別売で存在するので、迷うことなくカスタマイズ可能となっています。

動力パイプのおすすめ構成例

コトブキヤのモビルパイプとハイキューパーツの精密スプリングの組み合わせによる改造例

ここまで、動力パイプのカスタマイズパーツを紹介しました。
4つもあれば、どれを選べばいいか悩みますよね。

そこで、私がおすすめする動力パイプの構成例を紹介します。

おすすめするカスタマイズは、コトブキヤのモビルパイプとハイキューパーツの精密スプリングの組み合わせです。

おすすめする理由は、コスパに優れているからです。

初めてカスタマイズする場合、どのサイズのパイプが必要であるかよくわからないでしょう。
そこで、複数のサイズが存在するコトブキヤのモビルパイプを購入してサイズ感を覚えることで、自分がよく使うであろうサイズをコスパよく把握することが可能です。

パイプを通す芯線はディテールアップが非常に難しいパーツなので、あらかじめディテールとして使えるスプリングを使用することで、ディテールアップの手間を省くことができます。

パイプのサイズを知るだけであれば、正確に測るようにしたら失敗しないのではないかと感じるかもしれません。
しかし、実際はカスタマイズする動力パイプの位置によって、使うサイズは異なることがほとんどです。
そのため、複数サイズを入手できるコトブキヤのモビルパイプは非常におすすめしたいです。

また、ゲート処理の手間があるじゃないかと反論されそうですが、コスパとのトレードオフと考えるべきでしょう。
結局プラモデルはゲート処理しますし、動力パイプも同様に処理していけば、より愛着のわく作品に仕上がるのではないかと考えています。

まとめ

ガンプラの動力パイプを改造するためのパーツとおすすめする改造案についてまとめます。

  • 動力パイプを改造するためのパーツは、プラパーツとメタルパーツの2種類に分類される。
  • プラパーツは安価で自由にディテールアップができるが、ゲート処理に時間がかかる。
  • メタルパーツはゲート処理の手間は省けるが、加工しにくく、塗装する場合は下処理が必要。
  • 動力パイプのおすすめパーツは、コトブキヤのモビルパイプ。
  • モビルパイプを購入することで、複数サイズを一気に入手でき、サイズ感を把握可能
  • 芯線には、ハイキューパーツの精密スプリングを使うことで、ディテールアップの手間を省ける。

もし動力パイプの改造に悩まれている方は、この記事を参考に改造パーツの購入を検討していただければ幸いです。

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