こんにちは、ひげおです。
ガンプラの成型色を活かした簡単フィニッシュで、一番の問題ってゲート跡をどう処理するか、合わせ目をどう消すかが一番の課題になるかと思います。
しかし、実際やってみようとすると・・・
「合わせ目ってキレイに消えないし、やる意味ある??」
「消そうとすると、なんか白くなるし何とかしたいなー」
と悩んでいる方も多いはずです。
そこで、今回は成型色を活かす際の合わせ目消しについて、実践したことのある私がまとめてみようと思います。
成型色を活かした合わせ目消しに挑戦した時の動画はこちらになります。
簡単フィニッシュにおいて、合わせ目はしっかり消えてくれるのか?
完全に消すのは不可能、塗装の力が必要
「えっ・・・また悲報からやん、もういい加減にしてよ」
「塗装が必要って簡単フィニッシュちゃうやん・・・」
って思われるかもしれないんですけど、このあたりは前提として覚えておくと気持ちがグッとラクになるので、一度目を通していただきたいです。
合わせ目消しというのは、プラ用の接着剤を使って溶着できる仕組みを利用して、プラ同士をくっつけます。
この時、接着剤を塗布した箇所はプラが溶けてしまうので、性質が変化してしまいます。
性質の変化とは、接着剤を塗布した際に、成型色がハケに移っていることありませんか?
それです。
つまり、使用する接着剤の量が多いとそれだけ性質が変化してしまうわけですから、多少なりとも接着剤を塗布した箇所の成型色は変化していることになります。
したがって、完全に消すまたは目立たなくするには塗装に頼らざるを得ません。
簡単フィニッシュにおける合わせ目消しの方法
完全に消すのは難しいのであれば、白化を少しでも防げるまたは消しきれなかった箇所を成型色で埋めることが一番良い方法ということになります。
・白化を抑える・・・リモネンセメントに変えてみる
・消しきれなかった合わせ目を成型色で埋める・・・ランナーパテを使ってみる
リモネンセメントに変えてみる
リモネンとは柑橘系の自然由来成分でできた成分で、プラを溶かす性質を持っています。
また、ラッカー塗料を侵食しない特長を持っているので、塗装後に使える点でも安心できます。
他のプラ用接着剤に比べて接着力が低いのですが、それだけプラを溶かしにくいと言えます。
じっくり乾燥させてやり、丁寧に作業することで白化を防ぐことができます。
是非、お悩みの方は、一度試してみてください!
ランナーパテを使ってみる
ランナーパテとは、余ったランナーを粉々にしてプラ用接着剤で溶かし、パテとして利用する方法です。
プラを溶かす接着剤には、流し込み接着剤を利用します。
特に、Mr.セメント SPは接着力が強く、ランナーパテを作る際にも強い味方になってくれます。
ランナーの量で粘度を調整できますので、合わせ目を消す際に利用する場合はサラサラめで、ニッパーでゲートをえぐってしまったり、合わせ目消しに失敗した箇所に利用する場合はドロドロめで作ってみると使いやすいと思います。
まとめ
塗装の有無に関わらず、合わせ目消しは難易度が高いです。
しかし、塗装しない簡単フィニッシュとなると、さらに合わせ目消しの腕が試されます。
いずれにしても、試行錯誤しつつあなたなりのやり方を見つければ、勝利したも同然ですので、是非参考にしてみてください。
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