みなさんは新しい塗料を試していますか?
特定の仕上げに特化した塗料がさらに増え、仕上げの選択肢が広がっています。
最近ではつやありで仕上げる作品も多く、コーティング材の種類もたくさんあって悩んでしまいますよね。
今回は、その中でもバリエーションが増えつつあるクレオスのラスキウスカラーについて紹介します。
- ラスキウスカラーがどんな塗料であるかを知ることができる
- ガンプラに応用したバリエーションを知り、実践できる
ラスキウス クリアーホワイトはガンプラに使える?
結論から述べると、表現の幅が増える万能な塗料であることは間違いありません。
実際に使った作例もあるので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
ラスキウスカラーを使い始めた経緯
塗装にも慣れてきた頃、自分でもキャンディグラデーション塗装をしてみたくなり、実践しており楽しく塗装していました。
しかし、ありきたりで少しつまらなくなってきたなと感じるように。
そこでぼんやり考えていたところ、「最後のコートを色の付いたクリアーでコーティングしたらどうなるのか」と思いつきました。
ものは試しということで、早速クリアー塗料について調べたところ、ラスキウスカラーを知ることになったのです。
ラスキウスカラーとは?
ラスキウスカラー(LASCIVUS COLOR)とは、クレオスから発売されている塗料シリーズのひとつです。
ラスキウスカラーは、キャラクターフィギュアやプラモデルの肌の質感を表現するラスキウス(LASCIVUS)と、髪の色を表現するのに特化したラスキウス アウラ(LASCIVUS Aura)に分類されます。
また、ラスキウスはベースとなる基本色と陰影をつけるためのオーバーコート色に細分化でき、公式ブログによると、以下の2点を重点に開発されたようです。
参考:GSI クレオス ホビー部 スタッフブログ
http://gsicreoshobby.hatenablog.com/entry/2018/10/27/111257
エアブラシ推奨
ラスキウスは失敗しにくいように、オーバーコート色は乾燥が早い設計になっています。
そのため、乾燥が早いシンナーを使用すると光沢塗料でもつや消しになります。
この性質により、垂れにくくなり、失敗しにくくなるそうです。
したがって、失敗したくない箇所と光沢に仕上げたい箇所でシンナーの使い分けをすると狙った質感に仕上げられます。
さらに筆でのリタッチを想定した塗料濃度となっており、まさにキャラクターフィギュア・プラモデルのために設計された塗料なのです。
デジタルペイントにおける描画レイヤーを意識した色設計
デジタルで着色する時のような感覚で塗料を使用することができるようになっています。
基本色はしっかり肌感を、オーバーコート色は基本色ありきで陰影をつけることで、肌の立体感の表現に幅を持たせられるようになっています。
ラスキウス クリアーホワイトの使い方
今回使う塗料はラスキウスのクリアーホワイトです。
公式サイトによると、クリアーホワイトの場合、塗布することで淡い表現が可能となっているのですが、淡くするのは、以下の2通りあります。
参考:LASCIUS クリアーホワイト
https://www.mr-hobby.com/ja/product1/category_7/3220.html
- 既存色と混ぜる
- 上からコート
塗装環境
塗装環境については、別記事でおすすめしているものを使用していますので、参考にしてください。
ラスキウス クリアーホワイトの希釈率
今回は上からコートする方法で利用するため、塗料1に対して溶剤2の割合で希釈しました。
希釈に使用した溶剤はガイアノーツのプロユースシンナーです。
テストピースの作成
テストピースには、キュベレイアンベリールの余剰パーツを使用しました。
早速、コートした様子の写真を載せておきます。
下地となる塗料は、クレオス 8番シルバーです。
定番のシルバーですね。
シルバーが淡くなっていることがわかる
実際にコートしてみると、独特な淡さが出ているのではないかと感じました。
クリアーホワイトであることも相まって、下地を変化させるとさらに面白くなるのではと考え、作品制作に挑みました。
キュベレイ アンベリールを仕上げてみた
では、実際にどのような下地にしたかというと、グラデーション塗装を選択しました。
グラデーション部が淡くなると、より艶やかさを表現できそうだと思ったからです。
実際に塗装したパーツがこちら。
パーツ下の方が若干紫がかっているのが、お分かりいただけるでしょうか?
この淡さを狙っていたので、いい感じに仕上がりました。
グラデーション塗装には、クリアー塗料を調色したものを使用しています。
これを様々なパーツに施すと・・・
完成写真を見ていただくとわかるのですが、グラデーション部分が見る角度によって、見え方が若干違うようになっています。
いわゆるゴーストペイントっぽく仕上がりました。
まとめ
本来ラスキウスカラーは、フィギュアやプラモデルの肌や髪の色表現に特化した設計になっていますが、色をしっかり選ぶことでガンプラにも使うことができます。
自分なりのつや表現は塗料を変えたり調色することで生まれるものなので、ラスキウスカラーを色々試してみてください。
この記事があなたの作風を築きあげていく手助けになれば、幸いです。
ラスキウス以外にもおすすめのラッカー塗料について紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
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