模型用の塗料ってたくさんあって、どれが自分に適しているかってわからなくて困りますよね。
どのメーカーがガンプラに使いやすいのかな?
そこで本記事では、私がこれまでガンプラを塗装してきた中で使いやすかった塗料について紹介します。
私が所持している塗料のメーカーに偏りがあることに気づいたので、メーカーについてもしっかり紹介していきます。
今回は水性塗料は除き、ラッカー塗料のおすすめについて紹介しますので、あらかじめご了承ください。
ガンプラに使いやすい塗料を生産しているメーカー
クレオス
クレオスの最近の塗料事情というと、やはり水性塗料のリニューアルが一番大きいでしょう。
さらに水性サフの登場によって、これまでの概念を大きく覆されていることも事実です。
アクリジョン塗料も模型界隈に与えた影響は大きく、手軽でありながらかんたんに強い塗膜を得られるようになったのも、クレオスのおかげと言えます。
また、ガンプラに最適なガンダムカラーもクレオスが生産しています。
そのため、模型塗料と言えばクレオスと言っても過言では無いでしょう。
必ず最初におさえておきたい塗料メーカーです。
ガイアノーツ
ガイアノーツはキャラクター系のカラーを再現するのに向いています。
ガイアノーツが生産しているカラーはラッカー系塗料であることがほとんどです。
しかし、ダンバインカラーやボトムズカラーなど有名なロボット作品のカラーを再現していたり、初音ミクなどのガールズキャラクターの髪色を再現していたりするので、キャラクター系のプラモデルを作っている人にはおすすめです。
また、NAOKI氏がプロデュースしているプロユース仕様のNAZCA(ナスカ)シリーズも存在しています。
このシリーズもガンダムカラーと同様、調色なしでかっこいいカラーを再現することができるようになっているので、一度使ってみることをおすすめします。
ガンプラに使いやすい塗料4選
NAZCA メカサフシリーズ
メカサフはサーフェイサーですが、カラーも兼ねることができる汎用性の高い塗料になります。
ライト・ヘヴィ・スーパーヘヴィの3色展開で、作品によって内部メカの雰囲気をしっかりと合わせることが可能です。
サーフェイサーといっても使い方は一般的なラッカー塗料とあまり変わりませんので、メカサフ各色を調色して、作品のリアリティを追求する使い方も可能です。
カラーとして使う場合の注意点としては、スミ入れ塗料がにじんでしまう場合があること。
サーフェイサーは基本的につや消しになります。
傷消しの役割も兼ねているので、表面がザラザラしてしまいます。
その上からスミ入れしようとすると、キレイに流れてくれません。
そのためメカサフの上からスミ入れする場合は、クリアーを重ねて吹いたり、つやを出すように吹いたりするなどの工夫をすることで失敗を防げるようになります。
スミ入れのしにくさを抜きにしても、非常に使いやすい塗料であることには間違いありません。
内部フレームの色選択に困っているのであれば、一度メカサフを使ってみることをおすすめします。
クレオス ガンダムカラー各色
ガンダムカラーは劇中に登場するMSのカラーを徹底的に再現したラッカー系の塗料です。
特にアニメ版のカラーの再現度は非常に高く、調色では難しい色の表現をかんたんにしてくれます。
特徴としては塗料の隠蔽力は低めに抑えられていますが、スプレータイプも展開されているので、塗装の際の選択肢が広いです。
以前、おすすめのカラーとしてガンダムカラーを紹介していますので、詳細はそちらを参考にしてみてください。
NAZCA カラーシリーズ 各色
NAZCAのカラーシリーズは他のラッカー系の塗料に比べると、少し割高です。
しかし、その値段も納得するくらいに作り込まれた発色を発揮してくれます。
NAOKI氏の作例はこのNAZCAカラーを使った作例も多く、プロユース仕様としての完成度の高さがわかります。
NAOKI氏の作例の通り、NAZCAのカラーシリーズを組み合わせるだけで、かんたんにまとまりのあるカラーリングに仕上げることができるようになっています。
塗料1本あたりのコストよりも、手軽に作品のクオリティを高めたい人には、ぜひNAZCAカラーを使ってみてほしいです。
私のおすすめのNAZCAカラーはフロストマットブラックです。
装甲色としてはもちろんのこと、武器類のメインカラーとしても使いやすく、汎用性の高いブラックになっています。
また、一般的なブラックに比べて、若干グレーがかっているのも特徴なので、ブラックカラーにこだわりたい人にはぜひおすすめしたいです。
ガイアノーツ ニュートラルグレー各色
ガイアノーツのニュートラルグレーは非常に人気で使いやすいグレーのシリーズです。
特にニュートラルグレーⅠとガイアノーツのExホワイトを1:1の割合で調色して、それをホワイトとして塗装するプロモデラーも多いくらい人気のカラーとなっています。
ニュートラルグレーⅠは調色のためのカラーとしても使いやすいのですが、単体でもホワイトとして使えることが多いです。
ニュートラルグレーはⅠからⅤまで5つ塗料が存在し、これらを調色するだけで細かいグレーの色調整がしやすい点が特徴です。
ニュートラルグレーⅢとⅣを調色すると、関節色としても汎用的に使えるようになります。
そのため、ガンプラなどのメカ系に必須なグレーの塗料として揃えておきたいシリーズです。
私は前述した通り、ニュートラルグレーⅠを多用しており、主にホワイトのカラーとして使うことがほとんどです。
調色しなくても、かんたんにかっこいい色が出せるのはラクなので、おすすめです。
まとめ
模型用塗料はたくさんリリースされているので、自分の理想の塗料にたどり着くまでには非常に時間がかかるものです。
しかし、使いやすい塗料はたくさんのモデラーに愛用されています。
そのため、まずは他人の塗料レシピを参考にすることで、少しでも近道になるでしょう。
まずは、今回紹介した塗料を参考に選んで、塗装を楽しんでください。
また、ラッカー塗料より扱いやすいガンダムマーカーについてもまとめておりますので、気になる方はチェックしてみてください。
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