紙ヤスリに比べて、目が磨耗しにくく長く使える鉄ヤスリ。
ヤスリがけに慣れてくると、鉄ヤスリを使ってサクッと処理したくなりますよね?
しかし、鉄ヤスリは簡単にパーツをえぐったり傷つけてしまい、慣れていないと扱いが大変であることも事実です。
「鉄ヤスリって便利そうやけど、目詰まりしたらもったいなさそう・・・便利なのってあるかな?」
「スクラッチしてるけど、さすがに普通のヤスリでは手が疲れる、サクッと削れるのってある??」
そこで、今回は普段使える鉄ヤスリとプラ板などを使ってスクラッチする際にもサクッと削れる鉄ヤスリを2種類紹介したいと思います。
私も紹介する2つのヤスリを使ってプラモデルを仕上げております。
是非、この記事を参考にしてみてください。
スジボリ堂 ダイヤモンドテーパーヤスリ
正確には複目のダイヤモンドヤスリになるのですが、ヤスリのサイドにもダイヤモンドが蒸着されており、エッジを出しやすいことが特長です。
さらに、先端に向かってテーパー状になっているので、狭いスキマにも追従でき、便利なヤスリとなっております。
また、ヤスリの幅が2.5mm、5mm、10mmの3種類用意されているので、ダクトの内部や開口箇所の表面処理はもちろんのこと、限られているスキマにあるゲート処理も可能です。
目の荒さにも種類がありますので、ダイヤモンドテーパーヤスリの詳細はスジボリ堂のホームページをご確認ください。
柄沢ヤスリ 五万石プラスチックヤスリ 誉
新潟県のヤスリメーカーで、元々五万石ヤスリが有名な会社です。
誉は五万石ヤスリを改良した単目の鉄ヤスリで、切削性はそのままに耐蝕性と耐久性を向上に成功しております。
この製品はミネシマがOEM販売しております。
ダイヤモンドテーパーヤスリと同様、ヤスリの幅が5種類と目の荒さも3種類用意されているのですが、ダイヤモンドテーパーヤスリに比べると、狭い箇所には対応しにくいです。
代わりといってはなんですが、平面の表面処理性能は抜群で力いらずでサクッと削れるので、表面処理の時短も可能です。
さらに、荒目だとプラスチックを中心としたスクラッチの際にも簡単に形を作り上げることができるので、非常に便利です。
五万石プラスチックヤスリ 誉の詳細は柄沢ヤスリのホームページをご確認ください。
まとめ
模型用に作られている鉄ヤスリ全てそれなりに使えるものが多い印象です。
しかし、目詰まりがしにくい、細かいところに手が届く、それでいて削りやすいヤスリというのは、稀だと思います。
また、鉄ヤスリそれぞれに特長がありますので、それらの特長やあなたの使い方に合わせて購入して頂ければと思います。
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