みなさんは筆の正しいメンテナンス方法をご存知ですか?
これまで私は、洗浄液の使用方法に沿って筆をメンテナンスしていました。
しかし、あるきっかけでGodhandの公式ガイドブックの存在を知った瞬間から、筆のメンテナンスの常識をアップデートされることとなりました。
そこでこの記事では、Godhand公式ガイドブックに沿ったプラモデル用筆のメンテナンス方法をまとめ、実践してみた内容をまとめます。
この記事を読むことで以下のことがわかるようになります。
- 筆がダメになる原因を知ることができる。
- 筆のメンテナンス方法を知ることができ、実践できるようになる。
Godhand 公式ガイドブックは役に立ったか?
この冊子は非常に有益でした。
今まで知らなかったことが恥ずかしいくらいです。
筆のメンテナンスまでの経緯
先日、某家電量販店でツール類を購入しようと店内をブラブラしていました。
すると、ある冊子を見つけました。
この冊子を見るのは始めてだったので、内容をチラ見したところ、筆がダメになってしまう原因を知っているようで知らないことに気付きました。
そこで、実際に筆をしっかりメンテナンスしてやろうと思い立つのでした。
プラモデル用筆がダメになる原因
根元に付く顔料
筆を使っているうちに根元に塗料の顔料が溜まっていきます。
その際に顔料が固まることで、根元が固定されてしまうので、筆がパサパサになってしまうことで穂先が広がってしまいます。
Godhandの公式ガイドブックによると、穂先が広がる原因の80%は根元にあるそうです。
静電気
筆が人工毛の場合、静電気によって穂先が曲がってしまい、これも筆をダメにしてしまう原因となります。
静電気が発生する使い方としては、押し付けて塗料を塗ったり、洗ったりすることで静電気が発生してしまうようです。
筆を扱う際に気をつけること
つまり、これらの原因を取り除く使い方ができれば良いわけです。
では筆を扱う際には、どのような点に気をつけたらよいでしょうか。
静電気対策
- 塗料を置くように塗る・・・塗りムラを防止することにも繋がります。
- こすり洗いをしない
- 乾燥・保管時は穂先が当たらないようにする
根元の顔料対策
次から説明するメンテナンス方法で解決することができます。
プラモデル用筆のメンテナンス方法
普段のメンテナンス方法
普段のメンテナンス方法は、溶剤で洗うだけで十分だそうです。
筆のコンディションが気になり始めたら、次の方法を実践してみましょう。
穂先が開いたり、パサパサし始めたりした場合
始めに、筆専用の洗浄液を使用して、10分程度浸け置きします。
洗浄液については、別記事でまとめていますので、そちらを参考にしてください。
Godhandから発売されているブラシメンテクリーナー(直販限定)の場合、長くても20~30分程度でよいそうです。
そうすると、塗料が柔らかくなるので、コームを使って顔料をかき出します。
顔料をかき出したら水洗いし、ウェスなどで水分を拭き取ってやることでメンテナンスが完了します。
公式ガイドブックでは、神ふでとしてのメンテナンス方法が記載されていますが、どの筆でも通用しそうなメンテナンス方法であることがなんとなくわかってきました。
実際にボロボロの筆でメンテナンスしてみた
それなら、実際にボロボロの筆をメンテナンスしてやりましょう。
上手くいくといいなーと思いながら、ちょうどボロボロの筆を見つけました。
まずは、ブラシエイドに浸け置きします。
そして、コームで顔料をかき出します。
コームは手元にあったアイブローキットのコームを使用しました。
予想以上に汚れが取れる・・・
かなり気持ちいい・・・
その後、水洗いし、水分を拭き取った結果がこちらです。
どうでしょうか。
かなり気持ちよく取れたのが、お分かり頂けると思います。
実際にメンテナンスした感想
やはりポイントなのは、コームで顔料をかき出す工程だと感じました。
かなり使い込んでいた筆なので、根元から毛が抜けたりしてしまうくらいこべりついていたようです。
今回は手元にあったコームを使用しましたが、筆専用のコームを購入してもよいと考えてしまいました。
気になる方のために筆専用のコームを調べてみたので、参考程度に確認してみてください。
まとめ
神ふでに限らず、筆がダメになる原因を理解し、それらを防止・解決する方法がわかって頂けたと思います。
実際にメンテナンスしてみた結果からもわかるように、筆が明らかにキレイになっているのがわかりました。
古い筆だと思って諦めずメンテナンスすることで、もう一度相棒として寄り添ってくれるかもしれません。
この記事を読んで頂いて、メンテナンスの重要性を認識して頂ければ幸いです。
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