簡単フィニッシュで一番気軽に手を付けられるのはスミ入れです。
しかし、初めてのスミ入れって非常に緊張しますよね。
「スミ入れのペンもたくさん種類があって、何を選んでいいか分からない・・・」
「スミ入れペンで、おすすめのものがあれば教えて欲しい」
そこで、現在発売されているガンダムマーカー スミ入れ用ペンの特長をまとめ、比較することでスミ入れペンをしっかり選べるようにします。
スミ入れペンのタイプ別比較
極細タイプ
ペン先が細くなっている油性ペンです。
ペン先が細くなっていることで、モールドをなぞるようにしてスミ入れすることができます。
メリットとしては、スミ入れの太さを一定に保てることですが、デメリットはモールドを全てなぞらないとスミ入れできないので時間がかかってしまう点です。
ふでペンタイプ
ペン先が筆のようになっている水性ペンです。
極細タイプと同様にモールドをなぞり、はみ出たインクを綿棒などで拭き取ることで、モールドにインクを残す使い方をします。
メリットとしては、ラッカー系塗料はもちろん、水性塗料の上からでも使用できることです。
デメリットは、拭き取る手間がかかることです。
流し込みタイプ
こちらも水性ペンですが、使い方が異なります。
流し込みタイプの使い方は、モールドにペン先を当てることで、毛細管現象によってインクをモールドへ流します。
はみ出た箇所は拭き取ることが可能です。
拭き取りについては、別記事にまとめていますので参考にしてみてください。
メリットとしては、スミ入れの時短がしやすいこと、デメリットはモールドが浅いと流れにくく、インクが残りにくい点です。
シャープペンタイプ
こちらは、シャープペンタイプのスミ入れペンです。
極細タイプと同様にモールドをなぞってスミ入れしていきます。
メリットとしては失敗しても、消しゴムで消すことが可能である点や替え芯が別売されており使い続けられる点です。
デメリットは、プラの上からはスミ入れしにくい点です。
シャープペンのため、ある程度凸凹している箇所でないとノリません。
以上の特長を表にまとめるとこんな感じです。
タイプ | インク | 使い方 | メリット | デメリット | カラー |
極細 | 油性 | なぞる | スミ入れの太さを一定に保てる | 全てのモールドをなぞる必要あり | ・ブラック ・グレー ・ブラウン の3色展開 |
ふでペン | 水性 | なぞって拭き取る | 水性塗料の上からでも利用できる | 拭き取る手間がかかる | ・ブラック ・グレー の2色展開 |
流し込み | 水性 | 流し込む | 流し込むだけでスミいれできて時短になる | ・モールドが浅いと流れにくい ・素組み専用 | ・ブラック ・グレー ・ブラウン ・ブルー ・オレンジ ・オリーブ の6色展開 |
シャープペン | 黒鉛 | なぞる | ・替え芯が別売されているので、長く利用できる ・無臭(結構重要かも) | ノリにくい | ブラックのみ |
用途別おすすめ
極細タイプ・・・とにかくスミ入れを始めたい方向け
まだ、スミ入れに挑戦したことのない方は直感的にスミ入れできる極細ペンをおすすめします。
流し込みタイプなどは、感覚が分からないと扱いづらい部分がありますし、何より油性でくっきりとパネルラインやモールドを表現できます。
カラーバリエーションも控えめなので、迷わずに使いやすいです。
ふでペンタイプ・・・失敗を恐れている方向け
極細タイプは油性なので、失敗すると修正も大変です。
しかし、ふでペンタイプだと失敗しても拭き取るだけで修正できますし、その手軽さからサクサクとスミ入れができてしまいます。
流し込みタイプ・・・スミ入れのバリエーションを増やしたい方向け
スミ入れが短調で作品の表現に飽きつつある方は、カラーバリエーションが豊富な流し込みタイプがおすすめです。
パーツの色によって、スミ入れ塗料の色を変更する手法はよくあることで、パネルラインやモールドの影の表現がより自然に仕上がりますので、是非お試しください。
ただし、流し込みタイプは素組み専用のペンになりますので、利用の際はご注意ください。
シャープペンタイプ・・・塗装を視野に入れない方向け
どうしても、塗装した上からシャープペンを使用すると、塗膜を削ってしまう恐れがあります。
そのため、シャープペンを使う場合はトップコートやヤスリがけなどでスミ入れしやすいように下処理を行なってから、スミ入れしてやることでキレイにスミ入れできます。
まとめ
スミ入れ用のペンと言っても実は種類や性質がしっかり異なっており、その違いを分かっていただけたかと思います。
それぞれ、あなたの目的にあったペンを選択して、キレイなスミ入れでお気に入りのガンプラをカッコよく仕上げましょう!
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